手前味噌の勧め

貴方様 ご機嫌 麗しゅうコトと
お喜び申し上げます。

この「ことだま玉手箱」が 一層
貴方様の弥栄にお役に立ちます様 願って居ります。

マコト カギロヒ、清らかで優しい色合い 胸が軽くなる心地ですね。
お心は、いつも朗らか・穏やか、であらせられます様に 

早朝、お空を見上げている 貴方様を想います。

そして、貴方様に「ことだま玉手箱」を捧げます。

貴方様 ご機嫌 麗しゅうコトと
お喜び申し上げます。

この「ことだま玉手箱」が 一層
貴方様の弥栄にお役に立ちます様
願って居ります。

マコト カギロヒ、清らかで優しい色合い
胸が軽くなる心地ですね。

お心は、いつも
朗らか・穏やか、であらせられます様に

早朝、お空を見上げている
貴方様を想います。

そして、貴方様に
「ことだま玉手箱」を捧げます。

前回、お味噌のリスペクトを貴方様に
お伝え致しました。

今日は、是非とも「お味噌をご家庭で手作り」
して頂きたく作り方を記しますわね。

この寒い時期は、雑菌の繁殖も少なく、
氣の流れからしても「お味噌作り」に最適なので
御座います。

お味噌・梅干し・お漬物…
一昔前は、
どのご家庭も手作りを為ておりましたね。

里山でしたら母屋の離れに小屋が御座いまして、
其処で瓶が鎮座して居りました。

流石に今では、
その様なユカシキ風景は
貴重なモノと成りましたが…。
氣モチ、原点回帰。

そう提案しますと…。

「えー。難しそう!」「面倒!」
との声が聞こえて参る氣もします。

けれど、以外と簡単で楽しく出来ます。
材料もスーパーやネットで、
簡単に手に入りますしね。

この寒い時期のお家時間をご家族や友人、
もちろん、お一人様でも豊かに有意義に
過ごせますわよ。

では、作り方で御座います。

お味噌の作り方                              

<用意するモノ> 

  • 圧力鍋 or 大きな鍋
  • 大きな樽 or バット
  • ボウル・マッシャー
    (すり鉢・すりこぎ)
  • ザル・ボウル
  • お味噌を入れる容器(約3.8キロ)
    ①瓶 ②ホウロウ ③タッパー
    どれでもOK(望ましい順です。) 
    光が駄目なので③のタッパーでしたら、
    新聞紙などで覆って下さいませ。
  • 重し・計り

<材料>

  • 大豆 …………………… 500g
  • 米麹(乾燥タイプ) … 500g
  • 塩 ……………………… 220g
  • 振り塩 or 板状の酒粕 …適量
  • 消毒用焼酎
    or ホワイトリカー …… 35度~

<作り方>

  1. 大豆を煮る
    大豆は軽く洗って、
    4倍のお水で12時間ホールドする。
  2. 豆が水分を吸ったら(半分に開いて確認する。)鍋で煮る。
    豆が簡単に潰れる位に成ったらOK。
    【普通の鍋】強火→沸騰→弱火
    (たし水をしながら、豆が柔らかく成るまで煮る)泡・皮を避けながら、2~3時間。
    【圧力の鍋】15分。
  3. ザルに上げて、煮汁と分ける。
    (煮汁は後で使うので置いておく。)
  4. 麹と塩を合わせる。
    豆を炊いている間に、麹と塩をバットの中で合わせておく。麹の玉を解し満遍なく両手ですくい上げるように。
  5. 大豆をマッシュする。
    ザルに上げた大豆は、
    温かい内にすりこぎ・マッシャーで潰す。
    お豆の形が残っても味わいに成ります。
    しっかり潰すか?残すか?お好みです。
  6. 大豆と麹・塩と混ぜる。
    赤ちゃんの耳たぶ位の柔らかさが目安で御座います。
    余り、捏ねすぎると粘り気のあるお味噌に成るので程ほどに…。
    捏ねるのは、心地良いですよ。子供達も、大喜び。
  7. 容器に詰める。
    • 容器は消毒用の焼酎・ホワイトリカーで拭く。
    • 豆をお団子にして、容器の端から投げ入れる。バシッと投げ入れるのがポイント。空氣抜きです。
    • 空氣が入ると、雑菌・カビの原因となりますので、気合いをいれて詰めましょう。
    • 最後に表面をフラットにして、塩かアルコールを振る。その上から酒のかすを容器の端まで、たっぷり乗せる。(カビ予防)
    • 表面に和紙・ラップ・竹の皮を貼る。中蓋をして重しを置く。(味噌のウエイトの1/3の重し)
    • 改めて、容器全体をアルコールで拭く。
  8. 蓋をして覆いを被せる。
    冷暗所にて熟成させる。

8ヶ月から食べれられますが、
出来れば1~3年と寝かす方が円やかで、

美味しくなり、薬効も出てきます。

お味噌の「ご機嫌伺い」と、補足です。

月に一度、様子を見ます。

カビてないか?と、
「美味しくなれ」のコトバ掛けをする。

丁寧に触れ合いたいなら、
表面の酒カスを外して、全体を混ぜる。
混ぜた後、また、

空氣を抜いて外した酒カスを再度敷く。

別にしなくても出来ますが、

「手間暇を掛けた方が、美味しくなります。」
※ 梅雨の頃はカビ易いので、必ずチェックする。

途中、溜まり(水分・醤油の原型)が出ます。
カビの防止に良いので其の儘に為て、

重しを軽く為て置く。

溜まりが沢山のトキは、
少し取り出して調味料として使って下さいませ。

酒粕・塩に付いて減塩とか云いますが、
お味噌などにした塩分は、自然発酵して居るので
心配ご無用。

只、酒粕を敷くので、
塩は振らなくても、雑菌防止に成りますね。

酒粕は完成後、味噌の中に練り込む・
別に調味料にしても良いですわよ。
熟成チーズの如く、美味で御座います。
粕汁・酒の肴・スイーツの隠し味・色々使えます。

大豆を潰したりするのは、本当に楽しい!
お子様とも「オアソビ」で如何でしょう?

最後に、わたくしの味噌仲間に
「お味噌作り」「優しさ」を伝えてくれた
「オルミおばあちゃん」のコトバをお届けします。

95歳で天に召され
たステキな可愛いおばあちゃん。
亡くなる前年まで、
お味噌作りを地域で伝承して下さいました。

初めは少人数…。
30年近く経過して、大きな輪に成りました。

老若男女。赤ちゃんから高齢者まで、
アウトドアで釜でご飯を炊き、味噌汁を作って…。
子供達は、自然の中で工作や森遊びを為ながら…。

ニコニコ笑顔で、

直ぐには、頂けない分、
育てる楽しみ・作る過程が分かると、
生産者さんのありがたみも増すね~。
そして、手作りは美味しいよ~!

「愛を沢山、注いだ分だけ答えてくれますよ。」

お味噌仲間と作って、一年後、持ち寄ると…。
ほら、同じ材料・仕込みでも
全く違ったお味噌が出来上がって
同じってなんにもないのね…。
何でも一期一会。
だから、人も食材も面白いのよ~。

食べ比べたりして、
互いのお味噌を褒めあって…。
いい時間だね~。
幸せってこんなことなんだね~。

今は、昔とちごて、
何~でも手軽に手に入るね。便利だね~。

だから、手間暇掛けて「手前味噌」 

ゆっくり~のんびり~。これが一番。

美味しさの秘訣は…。「愛」「やさしさ」

みんなせわしない世の中だから
「お味噌の時間」から見つめるといいね~。

…と。

ステキな行いは、
ステキな現実を現象化して行きますわよ。

実際、都合で作れなくとも…。
想像するだけでステキでしょう?

貴方様の為に 愛をこめて
イノル 齋

貴方様の為に 愛をこめて
イノル 齋