七草で浄化促進

貴方様、ご機嫌 麗しゅう御座いますか?

マコト カギロヒ、清らかで優しい色合い 胸が軽くなる心地ですね。
同じ様に、早朝、お空を見上げている 貴方様を想います。

そして、貴方様に「ことだま玉手箱」を捧げます。

マコト カギロヒ、清らかで優しい色合い
胸が軽くなる心地ですね。

同じ様に、早朝、お空を見上げている
貴方様を想像します。

そして、貴方様に
「ことだま玉手箱」を捧げます。

「春の七草!?お正月明けでしょう?
何と気の早い。」
と、云われるコトでしょう。 

お正月のご馳走責めでお疲れの胃腸を
整えるのに用いるのは、
貴方様もご承知のコトと存じます。

昔の人々は普段は「ケのお料理」
わたくし達の多くは
普段から「ハレのお食事」なので、
普段から定期的に優しい七草で
デトックスするのが
お勧めで御座います。

特に、22日の冬至前の心身浄化には、
是非とも摂取して頂きたく思います。

冬至の食べ物、小豆昆布南瓜は
何度かお伝えしているので
(個人的に大好物なので…)

其処で、一足早く、
春の七草について、お伝え致しましょう。

草粥は、正月行事として
定着していますが、
本来は1月7日の「人日」の日に行われる
人日の節句」の行事で御座います。

五節句のひとつです。

(五節句:江戸幕府が定めた式日で、
1月7日の人日、3月3日の上巳、
5月5日の端午、7月7日の七夕、
9月9日の重陽を指す。)

「人日」とは文字通り
“人の日”という意味で、
中国の前漢の時代に、

元日は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、
5日は牛、6日は馬、7日は人の日として
それぞれの占いをたて、
8日に穀を占って新年の運勢をみていたことに
由来します。

さらに唐の時代には、人日の日に
七種菜羹(ななしゅさいのかん/
しちしゅのさいこう)」
という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、
無病息災を願うようになりました。

羹はあつもの、汁という意味です。

また、官吏昇進を1月7日に決めたことから、
その日の朝に七種菜羹を食べ、
立身出世を願ったといいます。

1月7日は「松の内」=「お正月」期間の最終日。

平安時代から、中国の思想が定着し
ヒノモトの行事に「若菜摘み」と云う風習が
御座いました。

因みに、1日と15日には、
7種類の雑穀(玄米・粟・稗・黍・ミノ・
胡麻・小豆)を
お粥にして頂く習慣も御座いました。

“ 君がため 春の野にでて 若菜つむ 我が衣手に 雪は降りつつ ”

光孝天皇

“ 君がため 春の野にでて 若菜つむ 
        我が衣手に 雪は降りつつ”

光孝天皇

光孝天皇の有名な和歌ですね。

では、本題の七草のスバラシサをご紹介。

芹・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・
ホトケノザ・スズナ・スズシロ

七草トータルで12種の薬膳効果が御座います。
7種のビタミン・ミネラルで

健胃・食欲増進・利尿作用・
二日酔い解消・去痰・咳止め・
気管支炎予防・扁桃腺予防・
肝臓回復・シミそばかす予防・
あかぎれ予防・精神安定…等。

此れ等の効果を書きますと、
「普段の暴飲暴食」が上記の症状を
引き起こすコトが、
お分かり頂けるかと思います。

ですから、

お食事は丁寧にセレクトし、
程良い量をゆっくり頂くコトが大切ですわね。

雑に成って居る傾向としては、
「自律神経の乱れ」が有る時が多いですね。

そんな時は、心身に無理が生じているので、
「ご自身を労って下さいませ。」

では、七草の夫々をご紹介、致しましょう。

  •  
    シロネグサとも云いますね。
    競り合う様に元気に生えて居るのが、
    お名前の由来で御座います。
    個性的が香りが食欲を増進させます。
    栄養満点。
    血液浄化・高血圧や動脈硬化抑制・
    胃腸を整えてくれます。
    ビタミンA、C・カルシュウム・
    リン・カリュウム豊富です。
  • ナズナ
    ぺんぺん草ですね。三味線のバチ形状に
    似ているからそう云われています。
    雑草として、よく見かけますね。
    身近ですが、「なでて汚れ払う」良薬!
    民間療法で愛用為れてます。
    高血圧・解熱・便秘・利尿・解熱・止血。
    ビタミンKの宝庫。
    骨粗鬆症改善・汁を煎じて
    洗眼すると充血・痛みを緩和出来ます。
  • ゴギョウ
    ハハコグサ、菊科で御座います。
    朝鮮半島からやって来たそうです。
    「仏体」を表す縁起ものです。
    一昔前は「草餅」にして居りました。
    お茶にも出来ます。
    咳止め・痰切り・喉の炎症・利尿・
    むくみに良いです。
  • ハコベラ
    ハコベとも云います。
    ナデシコと同種ですね。
    「ハコベ」=「繁栄がはびこる」
    此も縁起モノですわね。
    利尿・止血・鎮痛・歯槽膿漏に
    効果があります。
    此もスーパー栄養で、
    ビタミンB群、C・カルシュウム・
    カリュウム・カロテロイド・フラボノイド・
    サポニンを含有為ています。
  • ホトケノザ(菊科)
    コオニタビラコが公式名称。
    同じ名前でホトケノザ(シソ科)が
    有るので、お間違え無き様。
    黄色いお花が正解です。
    ピンク色は食べれません。
    健胃・整腸・高血圧予防。
    苦いので塩ゆでして流水に晒して頂きます。
  • スズナ
    蕪のことですね。「カミサマを呼ぶ鈴」
    と云う素敵なイミが御座います。
    とても歴史は古くて、ギリシャ・古代中国から
    愛食されて居りますね。
    便秘・胃潰瘍・胃炎・風邪・骨粗鬆症・
    癌予防…胃腸壮健。
    葉には、ビタミンA・B1・B2・C、
    カルシュウム、鉄・食物繊維が豊富。
    根も葉も頂きましよう。
  • スズシロ
    大根で御座います。
    「ケガレ無き純白」=「スズシロ」
    綺麗なコトダマですわね。
    お寺の「大根炊」おふるまい、冬の定番
    おでんでも愛されて居りますね。栄養も沢山。
    ビタミンA・C、食物繊維、ジアスターゼ、
    アミラーゼ、フラボノイド。
    特に、根にジアスターゼが多く有りまして、
    消化促進効果がピカイチ。
    葉は、ビタミン、ミネラルがたっぷり。
    良く、スーパーで、葉を落とすケースを
    見かけます。残念です。
    是非、葉も召されて下さい。
    とても、美味しいですよ。

ビタミン・ミネラル
…等の生命に不可欠な微量栄養素は、
食物からの吸収が一番です。

是非、行事だけで無く、常食為さって下さいませ。

現代は、動物性食品・ご馳走の毎日。 

週一で、「七草粥」お勧めします。
心身共に壮健で居れますよ。

ココロモチは「毎日、正月」 素敵でしょう?

貴方様の為に 愛をこめて
イノル 齋

貴方様の為に 愛をこめて
イノル 齋